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医師が提案! 水曜日は「睡眠の日」に

自律神経が整えば休まなくても絶好調⑦

帰宅して、テレビやスマホはNG

 せっかく「眠るために」早く帰ったのですから、テレビもスマホもNG。いい睡眠のために時間を使ってください。

 こうした一日を週の半ばに持つと、週前半の疲れが取れるだけでなく、後半への意欲もわいてきます。

 ただし、あまり長時間、寝すぎないように注意してください。

 よく、休日に「寝だめ」をした人が、「寝すぎて眠い」とか「寝すぎて頭が痛い」と冗談交じりに言いますが、これは冗談ではなく本当の現象です。

 長時間寝すぎると、脳の血管が拡張しすぎて、周囲の三叉神経を刺激することで頭痛が起きます。また、長時間、体を動かさないことで筋肉が過度に緩み、血管が拡張しすぎて血流が悪くなり、酸素や栄養素が全身に行き届かなくなることで体がだるくなるのです。

 7時間ぐっすり眠れば大丈夫。少し気楽に考えましょう。

『自律神経が整えば休まなくても絶好調』より構成)

日本人の9割が誤解している休み方! 医師・小林弘幸が教える

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小林 弘幸

こばやし ひろゆき

1960年、埼玉県生まれ。順天堂大学医学部教授。日本体育協会公認スポーツドクター。1987年、順天堂大学医学部卒業。1992年、同大学大学院医学研究科修了。ロンドン大学付属英国王立小児病院外科、トリニティ大学付属医学研究センター、アイルランド国立小児病院外科での勤務を経て、順天堂大学小児外科講師・助教授を歴任する。自律神経研究の第一人者として、プロスポーツ選手、アーティスト、文化人へのコンディショニング、パフォーマンス向上指導にかかわる。著書に『なぜ、「これ」は健康にいいのか?』(サンマーク出版)『自律神経を整える「あきらめる」健康法』(KADOKAWA)『自律神経が整う時間コントロール術』(小学館)『「ゆっくり動く」と人生がすべてうまくいく』(PHP研究所)など多数。


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  • 2017.06.09